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海岸寺(かいがんじ)は香川県仲多度郡多度津町に所在する真言宗醍醐派の寺院。山号は経納山。詳しくは経納山 迦毘羅衛院(かびらえいん) 海岸寺と称する。寺院は本坊と奥の院からなる。本尊は本坊が正観音、奥の院が弘法大師誕生仏。 四国別格二十霊場十八番札所、四国三十六不動霊場第三十一番札所、讃岐十二支霊場卯歳守護文殊菩薩札所、全国百八ヵ寺 愛と心の寺めぐり〈訶〉。 ; 御詠歌 * 遠近(おちこち)と ながめば沖の 走船 ふでや硯の なみぞうつなる(本坊) * わだつみの岸のお寺の産盥(うぶだらい)すすいでかける湯手掛の松(奥の院) * せとのきし まなこやひらく かいがんじ よろこびみちぬ 身も心にも(別格) * かのきしに こえもとどけよ マカロシャダ 除障明王 カンマンボロン(四国不動) == 概要 == 瀬戸内海に面した屏風ヶ浦海岸に位置する。寺院は本坊と奥の院からなり、本坊と奥の院との間にさぬき浜街道とJR予讃線が通っている。 現在、本坊には山門、本堂、不動堂、鐘楼等があり宿坊と海岸寺ユースホステルを併設している。ここの山門は日本で唯一、仁王像の代わりに実際に昭和期の第二次世界大戦後に活躍した地元出身力士の琴ヶ浜(向かって右)と大豪(向かって左)の像が立っている。 奥の院には山門、大師堂、弘法大師産湯の井戸、大塔、文殊堂、そしてミニ八十八カ所等がある。 寺伝によれば、ここは空海(弘法大師)の母親である玉依御前の出身地とされる。更に空海は奈良時代後期の宝亀5年(774年)に当寺奥の院で生まれたとされており、弘法大師出化初因縁(しゅっけしょいんねん)の霊跡と言われる。 平安時代初期の大同2年(807年)空海が弥勒菩薩を刻み、堂宇を構えたのが当寺院の開創と伝えられている。弘仁6年(816年)には空海が自身の像を刻み、大師堂を建てたことにより奥の院が開かれたとされる。 戦国時代には土佐の戦国大名・長宗我部元親の進攻に遭い天正11年(1583年)には伽藍が焼亡し、天正18年(1590年)より随時再建がなされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海岸寺 (香川県多度津町)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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